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Blogアート活動情報痴呆症のおばあちゃんがアフロで目覚めた?老人ホームで臨床美術体験記

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ショウジョノトモのブログ【アーティスト情報!】

ショウジョノトモのアートワーク(Tシャツ・バックなど)やアーティスト情報をお知らせするブログです。
アバンギャルド
★あちらの山にそろそろ飛んでいかなければ行けないと思う(勝手に命名)

3/16 雨、ショウジョノトモ初老人ホーム訪問
初、臨床美術を体験してきました。
nickiの来日やなにゃと続いて、ずっと書けなかった体験記

私がこういったことに触れ始めたのは、さかのぼること1993年
世田谷美術館でやっていた「パラレル・ヴィジョン」という展覧会で
アウトサイダーアートと、それに影響を受けた作家達
という展示だった。

アウトサイダー・アート(英: outsider art)とはーーーーーーwikiこぴぺね

特に芸術の伝統的な訓練を受けておらず、名声を目指すでもなく、
既成の芸術の流派や傾向・モードに一切とらわれることなく自然に表現した作品のことをいう


ふんふん

ここからが大事
アウトサイダーアートというと知的障害者、精神障害者あるいは精神病患者が精神病院内における
アートセラピー(芸術療法、クリエイティヴ・セラピーの一種)などで描いた絵画と思われがちである。
しかし必ずしもそうではなく、芸術作品で生計を立てたり、既存の団体に発表することなく、
独学で孤独に作品を作り続けた人達、刑務所などで初めて絵画に取り組んだ人達などの作品も含むのが
本来の意味である。


しかし、障害者の芸術作品を取り上げる場合に「アウトサイダー」と表現してしまうと、
とかく障害者を社会の枠外に置きたがる風潮のなかでは障害者に対しての
差別的な言葉であるという非難をされてもしかたがない。

その上アウトサイダー・アートを安直に精神障害者のアートとしてしまうことは
本来の意図からしても外れてしまっているわけである。

その代わり今日では、そういったさまざまな障害を持った人たちの作品を
「エイブルアート」「ワンダー・アート」「ボーダーレス・アート」という呼称で、
社会につながりを持つための手がかりとして支援しようとする動きがある。


ふーむ 



1993年
漫画家の友沢ミミヨちゃんが
「ともちゃんみたいな作家の人が沢山いるよ」
と言った
それがこのアウトサイダーアーティストのことだった。

そしてその本を開いてみたら、自分が好きだと思っていた作家が60%以上掲載されていて
当時、私は間違えた意味で認知(上記)

障害者の芸術作品に影響を受けた人に、私も又影響を受けていたのか?
と思い込んだものでした。

家族にしょっちゅう「おまえは脳の染色体が一本足りない」??
とか言われていたので、
なんとなく「そうだったのか?」とへんな納得をしていた私。



何にしても
一切とらわれることなく自然に表現した作品
という広い意味の中から「無意識の表現」というキーワードが残り
そして、ユングの心理学や「アートセラピー」に近づき
実際行動に起こしはじめたのが今年。。

友人のなかひらまいちゃんの
ユング心理学研究会の講演で、再会した、臨床美術士の工事君の
「ともちゃんもやってみない?」の一言で
これは徹夜してもいくしかない!と(本当に寝不足で)でかけてきました。

場所は老人ホーム
クラスは「痴呆症のご老人」
やっちゃいけないこと、言っちゃ行けない事を聞いたら
私へのリクエストは一つ
「脳の刺激になるような格好をしてきて」
だった。

とうことで、前日、友人の個展にチュチュを予行練習で着てみる。
やれる!
しかし当日は雨、だんだんおじけづいてきたので、
今日のところは、いつもの大きなアフロ頭と、一足早い桜色(蛍光ピンク)に、青空色のデニム
ででかける。ドキドキ。。。



臨床美術心得
うまいといわない  
てつだわない    
止めない      
ちがうといわない  
急がせない 
    

道中暗記。。。

雨とうすぼんやりした霧におおわれた日
なんだか軽井沢みたいな空気の街におり、老人ホームに到着。。
入り口を入るとすでに受付の人が、私の頭の大きさをチラミ
初めてお会いするプロの臨床美術さんの目も心なしか泳いでいるような。。。

紹介される
★紹介されるの図

やばいtpo間違えた?

そんな汗汗の中、今日のお題「水彩画」の準備
車いすにおされたおじいちゃんやおばあちゃんが、次々に席につく

「テーブルに有る花を、感じたままに表現しましょう」

今日描いたことや話した事を、次回会った時には忘れてしまってるんだよ。。
そう聞かされていたので、体が覚えてくれる手伝いが出来ればいいな
と思った。

匂いや皮膚感覚までわすれてしまうものなのかな?
思い出せない、、というもどかしさや苦しみはあるのかな?

なかなか描き出せない人や
下手だから描けないと席に座らない方もいる。

う==んどこまでやっていいんだろ?
私の担当は刺激係。。。う~~~ン

いろいろトライして、結局私がしたことは、いつもどうりの会話だった。
私が絵から想像した事を伝えると、口元が「にやっ」
ってしたり、熟女の話しや、恋愛の話しもした

「タツノオトシゴみたいね」無反応
「これは女の子のタツノオトシゴ?それとも男』」
ときくと
「女の子」と初めて答えてくれた!
男子はやっぱりいくつになっても男子なのだ

&なぜか、2人だけいた男性は2人とも赤い絵の具しか使わなかった。
これは赤い唇に吸い寄せられる男の性と関係があるのでは???

おじいちゃんはやっぱり男子
★情熱の国のルンザ(勝手に命名)

私の一押しの作品
霧吹きを渡すと、水の偶然で起こる絵の具の表情を楽しんでいた結果がこれ
そして、下の点々。。。これがどんどん高じて新聞紙まで点々を書き続けてた
いいね
たつのおとしご

タツノオトシゴが霧吹きで流れた後、割り箸で傷をつけて、青い海が登場

あざみ
★金の冠をかぶった三蔵法師

私が後半つきっきりだったおばあちゃん
紫がお気に入り、たんぽぽ?あざみ?が霧吹きで飛んでしまい
悲しそうにテッシュで押さえたら、更に絵が無くなってしまった。
丸い輪っかがいくつもあったので、観覧車みたいですね
と作り話をしながら描いた。
最後は名前をアルファベットで書いてくれと言われ
それを見ながら自分の名前を水彩鉛筆で丁寧に描く。
HがNになってしまい戸惑ってた。

枠からはみ出る事や、下手な事に恥ずかしさを口にされる方が実に多い。
すごく教育きびしく育たれた年代の方々、、こういう方にとったら
ゾンビ映画やポルノ映画って相当ショッキングに違いない

幸せな昼寝の茶畑
★幸せな昼寝の茶畑(勝手に命名)

花泥棒
★花泥棒(茎の下のところが鍵みたいだから)

ポピー

お花を忠実にかけていらした方の絵
けしの花が印象的


品評会

★品評会
自分の作品に対して語られると皆嬉しそう

最後、片付けをしていたら、一人のおばあちゃんが
「ねえ、あの方だあれ?」と私を呼び止めた。
そのおばあちゃんは
「私も昔はおしゃれだったのよ。日本橋三越の近くに住んでいて
しゃなりしゃなりと着物を着て歩いて、女中さんもいたの」
って話し始めてくれた

やった!アフロ&蛍光ピンク成功!
おばあちゃんが昔の記憶を探索に行っている。
難しい事や理屈はたまにおしやって、
こうやって無意識の自分にアクセスすることで、人は救われたり、気がつくのだと
アートセラピーで習った。

体感するとこの意味が本当に分かる気がする。

臨床美術の先生方、工事君、どうもありがとうございました。
貴重な体験させていただきました(^^)

私の自分探し、そして何が出来るのか?よろよろとあるきはじめてます。
つづく

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